【機会損失】キーワードカニバリゼーションとは?原因と対処方法を解説

キーワードカニバリゼーションとは、検索結果で複数記事が競合している状態です。

カニバリが起きると、検索エンジンからの評価が複数の記事に分散してしまい、SEO的には大きな機会損失が発生しています。

キーワードカニバリゼーションを特定・対処して、SEOの問題を修正する方法とは?

本記事は、ブログブートキャンプのブログ記事の書き方-SEOキーワードに関する内容となります。

レオ

似た内容の記事が増えちゃって、検索結果に2つの記事が表示されているけど大丈夫かな?

アレックス

それはキーワードのカニバリといって、SEO的に問題がある状態だ。すぐに対処をしよう!

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この記事の著者

アレックス
@blog_bootcamp

アレックス(ALEX)

10年間のブログ経験を活かしてブログブートキャンプを2020年に設立。ブログ運営スキルを鍛え上げるためのノウハウを発信中。

キーワードカニバリゼーションとは?

キーワードカニバリゼーションの具体例

キーワードカニバリゼーションとは、検索結果でサイト内の複数記事が競合している状態です。

カニバリが起きる原因としては、同一の検索意図に対して複数の記事が存在してしまうと、Googleが最適なページを判断できなくなるためです。

実際にカニバリが発生すると、あるキーワードの検索結果で次のいずれかの現象が発生します。

  • キーワードの検索結果に複数記事が表示される
  • 検索タイミングにより表示される記事が変わる
レオ

検索結果に複数記事が表示されたら、ラッキーじゃないの?

アレックス

それは違うんだ。上の画像の例では検索結果の2位と3位でカニバリが発生してるが、解消したら1位になるかもしれない。

検索順位とCTR
引用元: SISTRIX-Google CTR

上記グラフは、検索順位とCTR(クリック率)の関係です。2位と3位に並ぶよりも1位を獲得する価値が高いです。

カニバリゼーションの問題点

カニバリゼーションが起きると、あるキーワードのGoogleからの評価が複数記事に分散します。

Googleは、正しく評価できない複数記事よりも正しく評価できる単一記事を優先するので、結果として本来の実力より検索順位は下がります。

このようなカニバリゼーションの状況は、Googleのウェブマスター・トレンド・アナリストのジョン・ミューラーが次のように説明しています。

ほぼ同じ内容のコンテンツがたくさんある場合、それらは互いに競合します。まるで、子供たちが列の1番に並びたいと争っている場面のようなもので、最終的には他の誰かが前に滑りこみます。個人的には、複数の弱いページよりも単一の強いページを選びます。サイトの価値を水に流すようなことはやめるべきです。

引用元: Google-ジョン・ミューラー

1キーワード1記事は間違い

過去に流行った1キーワード1記事で網羅的に記事を書くと、カニバリが起きることがあります。

その理由は、機械学習による自然言語処理の発達により、Googleは単にキーワードではなく検索意図に対する答えを返すようになったためです。

例えば、[〇〇 やり方] [〇〇 手順] [〇〇 方法]は全て同じ検索意図なので、キーワードをまとめて1つの記事でカバーするようにしましょう。

レオ

1キーワード1記事がSEO的にダメなら、どうしたらいいの?

アレックス

カニバリを防ぐには、キーワードの検索意図まで考えて記事を書くようにすればOKだぞ!

検索意図についての詳細はこちら

カニバリゼーションの特定方法

カニバリゼーションの特定方法

キーワードカニバリゼーションを確認する方法は、次のようにいくつかの選択肢があります。

SEOの機会損失を防ぐためにも、利用可能なツールに応じた方法でチェックをしてみてください。

アレックス

カニバリゼーションの発生が確認されたら、すぐ修正しよう。

site:コマンドで確認する

site:コマンドでカニバリゼーションを確認

Googleで次のコマンドを入力して検索することで、カニバリゼーションを確認できます。

site:example.com キーワード

キーワードを指定して検索していき、自分が意図する記事と違う記事がより上位に表示されていた場合は、カニバリゼーションが発生しています。

site:コマンドは1キーワードごとの確認となり網羅的な確認はできませんが、最も手軽です。

レオ

site:コマンドの使い方について、もう少し丁寧に教えて!

アレックス

example.comを自分のURLに、キーワードをカニバリを疑うキーワードに変えて検索だ!

サーチコンソールで確認する

サーチコンソールでカニバリゼーションを確認

https://search.google.com/search-console

Googleサーチコンソールに登録していれば、より高い精度でカニバリゼーションを特定できます。

site:コマンドと同じくキーワードごとに確認していくので全てのコンテンツに対する網羅的な確認はできませんが、精度の信頼性は高いです。

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンス

まずは、サーチコンソールの管理画面を開き、「検索パフォーマンス」を選択してください。

Googleサーチコンソールで絞り込み検索

+新規」を選択し、カニバリの発生を疑うキーワードを入力して「適用」をクリックします。

Googleサーチコンソールでカニバリゼーションを特定

タブを「ページ」に切り替えて、検索クエリに対するクリック数表示回数が複数ページに割れてしまっていないかを確認します。

上記画像のようにクリック数表示回数が似たページがある場合、1つの検索結果に複数ページが表示=カニバリが発生しているとわかります。

Ahrefsで確認する

Ahrefsでカニバリゼーションを確認

https://ahrefs.com/site-explorer

Ahrefsのサイトエクスプローラーを使えば、カニバリゼーションの発生を一括で確認可能です。

Ahrefsとは全世界で60万人が利用しているSEO分析ツールで、毎月1万円以上の利用料金がかかるものの、かなり高レベルの分析ができます。

以下のカニバリ分析の手順は、AhrefsのHow to Find and Fix Keyword Cannibalization Issuesを参考に作成しています。

Ahrefsについての詳細はこちら

Ahrefsのサイトエクスプローラー

まずは、Ahrefsのサイトエクスプローラーにアクセスし、対象サイトのドメインを入力します。

Ahrefsのオーガニックキーワード分析

左メニューの「オーガニックキーワード」をクリックし、キーワード視点での分析を表示します。

Ahrefsでオーガニックキーワードをエクスポート

表示されたリストの右上にある「エクスポート」をクリックし、以下の通り設定してください。

  • Full export
  • For Microsoft エクセル (UTF-16)
  • Start Export
Ahrefsでオーガニックキーワードデータをダウンロード

エクスポートが完了すると、上部メニューの右上にあるボタンからキーワードが記載されたEXCELファイルがダウンロード可能になります。

Ahrefsのカニバリゼーション分析用のスプレッドシート

続いて、Ahrefsが作成したカニバリ分析用のGoogleスプレッドシートを開いて下さい。

上記リンクをクリックすると、自分のGoogleドキュメントにファイルがコピーされます。

スプレッドシートにAhrefsのデータをインポート

スプレッドシートで「ファイル→インポート」と選択し、Ahrefsからダウンロードしたファイルをアップロードしてください。

スプレッドシートのファイルインポート設定

インポート設定で以下の通り選択して、「データをインポート」をクリックしましょう。

  • 選択したセルを先頭にデータを置換する
  • 自動的に抽出する
  • はい
Ahrefsキーワードカニバリゼーション確認用スプレッドシート

Results」のシートを開けば、キーワードカニバリゼーション確認用データが完成となります。

スプレッドシートのKeywordURLの列を確認していき、1つのキーワードに対して複数のURLが存在した場合、カニバリが発生しています。

カニバリゼーションの対処方法

カニバリゼーションの対処方法

ここからは、キーワードカニバリゼーションを見つけた場合の対処方法を解説していきます。

状況に応じてベストプラクティスは変わってくるので、以下の対応表を確認してみてください。

状況対処方法
複数記事を統合できる301リダイレクト
記事の統合はできないcanonicalで正規化
上から高い優先度で状況を確認

301リダイレクトを行う

301リダイレクトでキーワードカニバリゼーションを解消

複数の記事を1つに統合できる場合は、記事の内容を統合した上で301リダイレクトを行います。

いずれかの記事に被リンクが付いているなど、SEO的な観点での価値があるのであれば、統合&301リダイレクトを優先して選択しましょう。

サーバー側での 301 リダイレクトは、ユーザーや検索エンジンを確実に正しいページに誘導する最善の方法です。ステータス コード 301 は、ページが別の場所に完全に移転したことを意味します。

引用元: 上級者向けSEO-重複したURLを統合する

301リダイレクトのやり方としては、.htaccessを使う方法とプラグインを使う方法があります。

レオ

301リダイレクトってどういう効果があるの?

アレックス

SEO評価を引き継ぐ恒久的な転送ができるんだ!転送元から被リンクの評価も受け渡せるぞ。

.htaccessでリダイレクト

.htaccessでリダイレクトを行う場合は、以下の記述をURLだけを変更してコピペしてください。

通常、.htaccessのファイルはレンタルサーバーの管理画面から編集できるようになっています。

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule https://example.com/old/ https://example.com/new/ [L,R=301] 
</IfModule> 

プラグインでリダイレクト

.htaccessがよくわからない場合は、プラグインを使ってリダイレクトを設定すると簡単です。

Redirectionは簡単な設定だけで使えるので、以下の記事を参考に設定を進めてみて下さい。

Redirectionの使い方の詳細はこちら

canonicalで正規化を行う

canonicalでキーワードカニバリゼーションを解消

記事の統合ができないという場合は、canonicalタグで正規URLを指定すればOKです。

正規URLとは、カニバリを起こしている重複ページの中でGoogleに最も代表的と伝えたいページのURLで、指定によりカニバリを解消できます。

重複するすべてのページを rel="canonical" リンク要素でマークします。rel="canonical" 属性を指定した <link> 要素を、重複ページの <head> セクションに追加して、正規ページを指すようにします。

引用元: 上級者向けSEO-重複したURLを統合する

canonicalタグで正規化するやり方としては、記事ページのヘッダー: <head>タグ内に以下の記述をURL部のみ変更して追加してください。

<link rel=”canonical” href=”https://example.com/xxx/” />

<head>タグの編集方法は、各WordPressテーマのマニュアルを確認してみましょう。

まとめ

今回は、キーワードカニバリゼーションについて、原因や特定方法、対処方法を解説しました。

記事のポイントをまとめます。

本記事のポイント
  • キーワードカニバリゼーションとは、複数の記事が競合している状態です
  • site:コマンドやサーチコンソールでカニバリゼーションをチェックできます
  • 301リダイレクトやcanonicalタグの設定により、カニバリは解消可能です

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以上、「キーワードカニバリゼーションとは」でした。

この記事の参考情報

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