WordPressのシェアは、全ウェブサイトの43.2%、CMSの65.2%という値です。
他のCMSを寄せ付けない圧倒的シェアを誇っていて、1位を維持しながら着実にシェアを伸ばし続けています。
WordPressを含めたCMSのシェア一覧やこれまでのシェア推移は?
本記事は、ブログブートキャンプのブログの始め方-WordPressに関する内容となります。
WordPressがおすすめってよく聞くけど、シェアはどれくらいなの?
世界でも日本でもNo.1のシェアを獲得しているんだ。WordPress以外の詳細なデータも含めて確認していこう。
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WordPressのシェア 2022年最新版
システム名 | 全体シェア | CMSシェア |
---|---|---|
WordPress | 43.2% | 65.2% |
Shopify | 4.4% | 6.6% |
Wix | 1.9% | 2.9% |
Squarespace | 1.8% | 2.7% |
Joomla | 1.7% | 2.6% |
Drupal | 1.3% | 2.0% |
Blogger | 1.0% | 1.5% |
Bitrix | 0.9% | 1.4% |
Magento | 0.6% | 0.9% |
その他 | 43.2% | 14.2% |
2022年1月時点のWordPressのシェアです。全世界のウェブサイトの43.2%、CMSの65.2%という圧倒的シェアであることがわかります。
2位以降には、Shopify、Wix、Squarespace、Joomla、Drupalと続いていますが、1位のWordPressとはシェアにして10倍以上の差があります。
引用元: W3Techs-Usage statistics of content management systems
CMSとは,コンテンツ作成と管理,ユーザ管理,コンテンツの公開管理などをブラウザ上から簡単に行うことができるシステムである.
引用元: 日本教育工学会論文誌-オープンソースCMSの実証的比較分析と選択支援サイトの構築
WordPressのシェア【日本国内版】
システム名 | CMSシェア |
---|---|
WordPress | 83.8% |
EC-Cube | 2.3% |
Adobe Dreamweaver | 2.3% |
Shopify | 2.0% |
Color Me Shop | 1.4% |
MakeShop Japan | 1.3% |
Livedoor Blog | 1.1% |
Homepage Builder | 1.0% |
Futureshop | 0.6% |
その他 | 4.2% |
2022年1月時点の日本国内でCMSに占めるWordPressのシェアです。
日本国内ではCMSシェアのデータのみの公開となりますが、83.8%という高いシェアで、世界平均の65.2%と比べても高いことがわかります。
ちなみに、2位のEC-CubeはECサイト構築に特化した日本国産のCMSとなっています。
引用元: W3Techs-Distribution of content management systems among websites that use Japanese
WordPressテーマのシェア
テーマ名 | シェア |
---|---|
Divi | 11.0% |
Astra Theme | 9.0% |
Twenty Twenty-One | 4.6% |
Twenty Seventeen | 3.8% |
Avada | 3.7% |
OceanWP | 3.4% |
Twenty Twenty | 2.7% |
Flatsome | 2.7% |
GeneratePress | 2.3% |
その他 | 56.9% |
2022年1月時点のWordPressテーマのシェアです。
Twenty xxx系のテーマは、WordPress公式が毎年リリースしているデフォルトテーマで、TwentyやSeventeenの部分がリリース年を表しています。
日本では聞き慣れない名前が多く並んでいますが、Envato Marketなどで販売されている世界では有名なWordPressテーマになります。
引用元: WordPress Theme Usage Distribution on the Entire Internet
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WordPressのシェア推移 過去10年+
年 | 全体シェア | CMSシェア |
---|---|---|
2022年 | 43.2% | 65.2% |
2021年 | 39.5% | 64.1 |
2020年 | 35.4% | 62.1% |
2019年 | 32.7% | 59.7% |
2018年 | 29.2% | 60.0% |
2017年 | 27.3% | 58.5% |
2016年 | 25.6% | 58.8% |
2015年 | 23.3% | 60.7% |
2014年 | 21.0% | 59.8% |
2013年 | 17.4% | 54.8% |
2012年 | 15.8% | 54.3% |
2011年 | 13.1% | 55.3% |
2011~2022年のWordPressのシェア推移です。
WordPressのシェアは長期に渡り増加を続けていて、全ウェブサイトに占めるシェアは10年間で約3倍に拡大しています。
CMSに占めるシェアは緩やかな成長なので、CMS自体が急速に普及しているとわかります。
引用元: W3Techs-Historical yearly trends in the usage statistics of content management systems
引用元: W3Techs-Market share yearly trends for content management systems
WordPressが圧倒的な人気の理由
WordPressが圧倒的な人気を誇る理由としては、大きく分けて4つの要因が挙げられます。
無料で自由に使えるライセンス
WordPressは、無料で自由に使えるGPLというライセンス形態で提供されています。
WordPressの利用には一切の制限がなく、商用利用するのも、ソースコードを改変して再配布するのも、全て公式に認められた自由です。
このようなオープンソースソフトウェアの思想に基づき、世界中の開発者によって、より良い形にバージョンアップされ進化を続けています。
ウェブサイトの管理がしやすい
WordPressはCMSであり、ウェブサイトの管理がしやすいことも大きな特徴です。
CMSとはコンテンツ管理システムの略で、コンテンツの作成や管理などをブラウザ上から簡単に行えるように設計されています。
従来のウェブサイトのようにHTML/CSSの知識がなくても簡単に扱えるため、個人ユーザーから企業まで幅広く普及しました。
ユーザーが多いため情報が豊富
全世界のウェブサイトの1/3以上がWordPressで運営されているので、情報が非常に豊富です。
日本国内だけでも500万人以上の利用者がいて、ググれば大抵のことが載っているので、不明点があった時でもすぐに解決することができます。
また、WordPressの使い方を学べる書籍やセミナーも豊富にあり、初心者の方でも安心です。
テーマやプラグインで拡張が容易
WordPressは、テーマやプラグインを導入することで、機能を容易に拡張することができます。
- テーマ
デザインを変更できるテンプレのことです。着せ替えのようなイメージで、デザイン作業は必要ありません。 - プラグイン
機能を追加できるプログラムのことです。管理画面でインストールするだけで、プログラム知識は不要です。
すぐに使えるテーマやプラグインが配布されていて、管理者側は必要なものを選んで、インストールするだけでOKです。
関連記事にて、おすすめのテーマ・プラグインを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
まとめ
今回は、WordPressのシェアについて、現在の値やこれまでの推移を解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- WordPressのシェアは、全ウェブサイトの43.2%、CMSの65.2%です
- 過去10年間におけるシェアの推移としても、順調に増加を続けています
- 高いシェアを誇る理由としては、優れたライセンスや機能が挙げられます
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以上、「最新のWordPressシェア」でした。
この記事の参考情報
- 統計調査サービス
W3Techs - WordPress.org
WordPressとは