WordPressのサーバー選びは、ブログやサイト立ち上げ時の重要な作業です。
一方で、各社が提供するレンタルサーバーごとに様々な条件が異なり、はじめての方が判断することは難しいのが実情です。
WordPressのサーバー選びで絶対に確認するべきポイントや人気のおすすめとは?
本記事は、ブログブートキャンプのブログの始め方-WordPressのサーバーに関する内容となります。

WordPressにサーバーが必要なんだけど、そもそも何を基準に選べばいいのかわからない!

この記事では6社と契約した上で比較しているから情報が参考になるはずだ!はじめてでも堅実に選べるよう確認していこう。
気になるところへ読み飛ばす
WordPressのサーバーを選ぶポイント

WordPressのサーバー選びの際に、絶対に把握しておくべき5つのポイントを紹介します。
残念ながら、全ての条件において完璧なサーバーはないのが実情です。自分の中で妥協できる条件を設けた上で優先順位を考えてみましょう。
サーバーの処理速度
サーバーの処理速度はWordPressの表示速度を決めるもので、特に重要度が高い項目です。
その理由としては、サイトの表示速度はアクセス数や売り上げに直結するからです。次の通り、Googleが発表しているデータもあります。
サイトの表示に 3 秒以上かかると 53% の訪問者が閲覧を断念し、また表示時間が 1 秒遅れると コンバージョン数が 7% 下がってしまうというデータもあります。
引用元: Think with Google-モバイルに最適化されたユーザー体験
サーバーの応答時間(≒処理速度)で各社のレンタルサーバーを比較すると、次の通りとなります。
No | サーバー名 | 平均応答時間 |
---|---|---|
1 | ConoHa WING ベーシックプラン | 0.345(秒) |
2 | ロリポップ ハイスピードプラン | 0.352(秒) |
3 | エックスサーバー X10プラン | 0.357(秒) |
4 | mixhost スタンダードプラン | 0.389(秒) |
5 | カラフルボックス BOX2プラン | 0.394(秒) |
6 | さくらのレンタルサーバ スタンダードプラン | 0.786(秒) |
国内最速サーバーを謳うConoHa WINGが1番速いという結果になりました。後に続く4つのサーバーも僅かな差はあるものの十分速いです。
速度を重視する方は、さくらのレンタルサーバだけは明らかに遅いため避けるようにしましょう。

3秒以内に表示されればいいなら、どこでも余裕じゃない?

サーバーからの応答後、ユーザーのブラウザ側で描画する処理にも時間がかかるんだ。サーバーは速ければ速いほどいいぞ。
サーバーの月額費用
サーバーの月額費用は継続的な固定費となるので、無理なく払い続けられるかが重要です。
サイト運営が軌道に乗ってくれば広告収入で賄うことが可能ですが、ゼロの状態からサーバー費用を稼げるまでには半年〜1年はかかります。
月額の費用の安さで各社のレンタルサーバーを比較すると、次の通りとなります。
No | サーバー名 | 月額費用 |
---|---|---|
1 | さくらのレンタルサーバ スタンダードプラン | 524円(税込) |
2 | ロリポップ! ハイスピードプラン | 1,100円(税込) |
3 | エックスサーバー X10プラン | 1,320円(税込) |
4 | ConoHa WING ベーシックプラン | 1,320円(税込) |
5 | カラフルボックス BOX2プラン | 1,452円(税込) |
6 | mixhost スタンダードプラン | 1,518円(税込) |
月額費用では、さくらのレンタルサーバがダントツで安いです。性能は少し控えめになりますが、個人サイトを運営する分には問題ありません。
1,000円+出せるという方は、コスパ抜群のロリポップや他のサーバーも検討してみてください。

もちろん安いほうが嬉しいけど、月にプラス数百円くらいなら出しちゃおうかな…

後から上位プランに変更することは可能だが、他のサーバーに移るのは難しい。よく考えて後悔しない選択をしよう!
管理画面の使い勝手
各社で大きく異なる管理画面の使い勝手も、サーバー選びにおいて重要なポイントです。
ウェブ系に疎いと自覚している方であれば、後に苦労しないためにも、できるだけシンプルな管理画面のサーバーを選ぶことをおすすめします。
実際に6社のレンタルサーバーを使ってみた上で使いやすさを比較すると、次の通りとなります。
No | サーバー名 | 使い勝手 |
---|---|---|
1 | ConoHa WING | シンプル |
2 | エックスサーバー | シンプル |
3 | ロリポップ! | シンプル |
4 | さくらのレンタルサーバ | シンプル |
5 | mixhost | 高機能 |
6 | カラフルボックス | 高機能 |






あくまでも好みの問題ですが、cPanelという高機能な管理画面を採用しているmixhostとカラフルボックスは玄人好みの使い勝手となっています。
無料のお試し期間が用意されているレンタルサーバーもあるので、ぜひ実際に操作してみて使い勝手を確認してみましょう。

たしかに使いやすさって気になるけど、契約して実際に使ってみないことにはわからないね。

そこが難しいところだな。ブログブートキャンプでも色々使ってみたところ、ConoHa WINGが使いやすかったぞ!
ネットでの情報の豊富さ
将来的に色々とカスタマイズしたい方は、情報の豊富さも確認するべきポイントです。
もちろん公式のマニュアル/サポートもありますが、ニッチな手順やトラブル対処法などは、ネットにユーザーが投稿した情報が参考になります。
ネットでの情報の豊富さで各社のレンタルサーバーを比較すると、次の通りとなります。
No | サーバー名 | 情報量 |
---|---|---|
1 | エックスサーバー | 多い |
2 | ロリポップ! | 多い |
3 | さくらのレンタルサーバ | 多い |
4 | ConoHa WING | やや少ない |
5 | mixhost | やや少ない |
6 | カラフルボックス | 少ない |
エックスサーバー、ロリポップ、さくらは、長い歴史を誇る老舗レンタルサーバーで、ググれば大抵のことは答えが出てくることが強みです。
一方、ConoHa WING、mixhost、カラフルボックスは2010年代に登場した新しいレンタルサーバーなので、まだ情報が少ないのが現実です。

レンタルサーバー業界のシェアはどんな感じになってるの?

情報が多いと紹介した老舗サーバーが1〜3位を占めている状況だ。

過去の障害発生時の対応
サーバー障害は運営者の損失に直結するため、過去の障害発生時の対応を知っておきましょう。
サーバーを利用する上で、障害リスクをゼロにはできませんが、障害発生時に紳士に対応し速やかに復旧してくれる企業こそが信頼に値します。
過去に発生した重大な障害情報で各社のレンタルサーバーを比較すると、次の通りとなります。
No | サーバー名 | 障害情報 |
---|---|---|
1 | エックスサーバー | 重大な障害発生情報はなし |
2 | ConoHa WING | 2020/12/28 ハードウェア障害でサーバーダウン 復旧まで約18時間 |
3 | さくらのレンタルサーバ | 2009/4/3 作業ミスでサーバーダウン 復旧まで約1日間 |
4 | カラフルボックス | 2020/5/29 ハードウェア障害でサーバーダウン 復旧まで約1.5日間 |
5 | mixhost | 2019/9/11 ハードウェア障害でサーバーダウン 復旧まで約2日間 |
6 | ロリポップ! | 2013/8/29 パーミッション不備でハッキング被害 復旧・対策完了まで約12日間 |
サーバーシェア1位で圧倒的な利用者数を抱えるにも関わらず、重大な障害発生の情報が見当たらないエックスサーバーの優秀さが際立ちます。
もちろん各社とも障害を経験した上で再発防止策を実施しているので、過度な心配は不要です。

過去の重大障害だけじゃなく、最新の情報も知っておきたい!

最新の障害情報は各サーバーの公式サイトで確認可能だ!
WordPress対応サーバー 比較表
レンタルサーバー | プラン名 | おすすめ度 | 初期費用 | 月額費用 | 年間費用 | お試し期間 | プラン変更 | サーバータイプ | サーバーソフト | ディスク種類 | ディスク容量 | 通信プロトコル | 転送量の上限 | バックアップ | サポート体制 | WordPress開設の所要時間 | 処理速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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ベーシック | 0円 | 1,320円 (税込) | 15,840円 (税込) | なし | 可能 | リソース共有型 | Apache + nginx | SSD | 300GB | HTTP/2 | 600GB/日 (換算値) 18.0TB/月 |
無料/自動 過去14日分 |
電話・メール・チャット | 5分 | 平均応答時間 0.345(秒) |
|
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X10 | 3,300円 (税込) | 1,320円 (税込) | 15,840円 (税込) | 10日間無料 | 可能 | リソース共有型 | Apache + nginx | SSD | 300GB | HTTP/2 | 600GB/日 18.0TB/月 (換算値) |
無料/自動 過去7日分 |
電話・メール | 5分 | 平均応答時間 0.352(秒) |
|
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スタンダード | 0円 | 1,518円 (税込) | 18,126円 (税込) | 30日間返金保証 | 可能 上位のみ |
クラウド型 | LiteSpeed | SSD | 250GB | HTTP/3 | 600GB/日 (換算値) 18.0TB/月 |
無料/自動 過去14日分 |
メール | 5分 | 平均応答時間 0.357(秒) |
|
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ハイスピード | 0円 | 1,100円 (税込) | 13,200円 (税込) | 10日間無料 | 可能 上位のみ |
リソース共有型 | LiteSpeed | SSD | 250GB | HTTP/2 | 360GB/日 10.8TB/月 (換算値) |
無料/自動 過去7日分 |
電話・メール・チャット | 30分 | 平均応答時間 0.389(秒) |
|
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BOX2 | 2,200円 (税込) | 1,452円 (税込) | 17,424円 (税込) | 30日間無料 | 可能 | クラウド型 | LiteSpeed | SSD | 300GB | HTTP/3 | 200GB/日 (換算値) 6.0TB/月 |
無料/自動 過去14日分 |
電話・メール・チャット | 5分 | 平均応答時間 0.394(秒) |
|
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スタンダード | 1,048円 (税込) | 524円 (税込) | 6,288円 (税込) | 14日間無料 | 不可 | リソース共有型 | Apache + nginx | HDD | 100GB | HTTP/2 | 160GB/日 4.8TB/月 (換算値) |
無料/設定必要 過去8回分 |
電話・メール | 30分 | 平均応答時間 0.786(秒) |
ブロガーに高い人気を誇るWordPress対応サーバーの主な特徴を比較表にまとめました。
実際は、各レンタルサーバーに様々なプランがあるのですが、はじめてのWordPress開設におすすめのプランに絞って比較しています。
サーバーのロゴをクリックすると、それぞれのサーバーの詳細情報を確認することができます。

ブログ運営の用途だと、どこのサーバーがおすすめなの?

最近は、ConoHa WINGとエックスサーバーが人気だ。
ブログブートキャンプはConoHa WINGで運営中だ!
WordPress対応サーバー おすすめランキング

ここからは、WordPress対応サーバーのおすすめをランキング形式で紹介していきます。
各サーバーの主な特徴に加えて、ユーザーの投稿を元にした評判・口コミも載せているので、サーバー選びの参考にしてみてください。
1. ConoHa WING

公式: https://www.conoha.jp/wing/
おすすめ度 | (5.0) |
運営会社 | GMOインターネット(株) |
運営実績 | 2018年〜 |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1,320円 (税込) |
サーバータイプ | リソース共有型 |
サーバーソフト | Apache + nginx |
ディスク種類 | SSD |
ディスク容量 | 300GB |
通信プロトコル | HTTP/2 |
転送量の上限 | 18.0TB/月 |
バックアップ | 無料/自動 |
サポート体制 | 電話・メール・チャット |
ConoHa WINGは、処理速度を売りにしていてブロガーに高い人気を誇るレンタルサーバーです。
日本マーケティング機構の調査では、ブロガー人気・WordPress利用者満足度・サポートデスク対応満足度の3部門で1位を獲得しています。
また、運営会社は東証一部上場のインターネット関連企業: GMOということで信頼も厚いです。
ConoHa WINGの評判・口コミ
良い評判
- 処理速度No.1で速い
- 初期費用が無料(0円)
- 管理画面が使いやすい
悪い評判
- 無料お試し期間がない
- 土日祝のサポートがない
完全初心者がワードプレスでブログを始めようと思うのであれば、現在は圧倒的にエックスサーバーよりConohaWINGだと思う
引用元: やす@いろいろ勉強@yasu_inuneko
速い、安定、安い、つまづきにくい、設定が簡単 初心者でもわかる、というよりはいちいちつまづいてしまうポイントを大幅に削減している印象
諸般の事情でConoHa WING初めて契約したんだけど、サイト管理画面めちゃくちゃ使いやすいな
レンタルサーバーもVPSもConoHaはかなり良い印象(VPSで誤BANされたら手のひらクルーするけどw)価格もWINGパックで安いし、ファーストチョイスはConoHaで良いかもなー
引用元: けんちゃん@braveryk7

サーバーの処理速度は本当に高速だ!管理画面の使いやすさは随一で、初心者に強くおすすめしたいサーバーとなる。
月額費用1,320円は少し高いが、WINGパックで長期割引や独自ドメインを無料プレゼントといったお得な特典があるぞ。
2. エックスサーバー

おすすめ度 | (5.0) |
運営会社 | エックスサーバー(株) |
運営実績 | 2003年〜 |
初期費用 | 3,300円 (税込) |
月額費用 | 1,320円 (税込) |
サーバータイプ | リソース共有型 |
サーバーソフト | Apache + nginx |
ディスク種類 | SSD |
ディスク容量 | 300GB |
通信プロトコル | HTTP/2 |
転送量の上限 | 600GB/日 |
バックアップ | 無料/自動 |
サポート体制 | 電話・メール |
エックスサーバーは、安定性が抜群で国内シェアNo.1を獲得しているレンタルサーバーです。
総合力の高さで長年に渡り実績を積み上げていて、レンタルサーバーといえばエックスサーバーというほどの圧倒的な知名度を獲得しています。
サーバー選びで迷っているという方は、エックスサーバーを選べば失敗することはありません。
エックスサーバーの評判・口コミ
良い評判
- 障害が少なく安定稼働
- ネット上に情報が豊富
悪い評判
- 初期費用が高い(3,300円)
コノハとかよく知らないけどエックスサーバーは6年くらい使ってて不満に思ったこと一度もないからなぁ…
インフラの安定性はめっちゃ重要だから、月数百円安くなるとかで乗り換える気にはならない…
引用元: うみ@itaru1215
ワードプレスを使うにあたって、選んだレンタルサーバーはエックスサーバーです。運営実績が長いなど安心材料が多かったからです。
ユーザーも多いので、分からない事があっても、調べれば解決方法が手に入りやすかったのが良かったです。
引用元: ひなまる@korekalife5

速度・安定性・使いやすさの全てが高レベルで、初心者から上級者まで誰にでもおすすめできるサーバーとなる。
ドメイン無料や初期費用0円のキャンペーンが定期的に開催されているので、要チェックだ!
3. mixhost

おすすめ度 | (4.5) |
運営会社 | アズポケット(株) |
運営実績 | 2016年〜 |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1,518円 (税込) |
サーバータイプ | クラウド型 |
サーバーソフト | LiteSpeed |
ディスク種類 | SSD |
ディスク容量 | 250GB |
通信プロトコル | HTTP/3 |
転送量の上限 | 18.0TB/日 |
バックアップ | 無料/自動 |
サポート体制 | メール |
mixhostは、ハイスペックを売りに最新のサーバー技術を取り入れているレンタルサーバーです。
日本で初めてサーバーソフト: LiteSpeedや通信プロトコル: HTTP/3に対応した実績があり、新しいものが好きな方には非常に魅力的となります。
ただし、サポート面は少し弱く、電話やチャットがなくメールサポートのみ対応しています。
mixhostの評判・口コミ
良い評判
- LiteSpeed&HTTP/3で高速
- 初期費用が無料(0円)
- アダルト・出会い系がOK
悪い評判
- サポート体制がメールのみ
- 最低契約期間は3ヶ月から
- 下位プランへの変更は不可
ほーん、mixhost良さそうやん LiteSpeedとかHTTP/3とか最新技術導入して性能良さそうだし、社長がこだわってサーバー技術や環境に費用を集中させてるのと、サーバーの仕様を細かく公開しているところに好感が持てる
引用元: crypto cat@組込み系エンジニア@cryptocat_miner
mixhostやめて他社サーバーに変えようかな 普段は安定してるからそこまで困ってないんだけど、サポート体制が不安といえば不安
引用元: Fumisuke@旅行系YouTuber@fumisuke_travel

ユーザーごとにリソースが独立したクラウド型のレンタルサーバーとしてはmixhostがベストチョイスだ!
管理画面のcPanelは多機能ながら少し複雑なので、技術分野に強い人に向けとなる。
4. ロリポップ!

おすすめ度 | (4.0) |
運営会社 | GMOペパボ(株) |
運営実績 | 2001年〜 |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1,100円 (税込) |
サーバータイプ | リソース共有型 |
サーバーソフト | LiteSpeed |
ディスク種類 | SSD |
ディスク容量 | 250GB |
通信プロトコル | HTTP/2 |
転送量の上限 | 360GB/日 |
バックアップ | 無料/自動 |
サポート体制 | 電話・メール・チャット |
ロリポップ!は、長年の運営実績があり、コストパフォーマンスも抜群のレンタルサーバーです。
数年前までは安価&低性能で値段相応だったのですが、速さを追求したハイスピードプランの登場により、安価&高性能を実現してきました。
長期契約を活用すると、ハイスピードプランを月額費用:550円(税込)まで下げることができます。
ロリポップ!の評判・口コミ
良い評判
- コストパフォーマンスが良い
- サーバーはLiteSpeedで高速
- 初期費用が無料(0円)
悪い評判
- 下位プランへの変更は不可
ロリポップのハイスピードプランをちょっと試してみたけど速度については不満無しのレベル。本格的に使おうか残りのお試し期間中に考えておく。
引用元: HK86@hiroyukikawai86
ロリポップ!レンタルサーバーのハイスピードプランがあのレンタルサーバーやあのレンタルサーバーよりも圧倒的に速くてコスパが良いと言うことをもっと伝えていかないといけない。
引用元: ホシハヤト@glover

新しく登場したハイスピードプランは、高いレベルで安さと速さを両立しているぞ。
コスパを重視したい人には、最善の選択肢で間違いなしだ!
5. カラフルボックス

公式: https://www.colorfulbox.jp
おすすめ度 | (3.5) |
運営会社 | (株)カラフルラボ |
運営実績 | 2018年〜 |
初期費用 | 2,200円 (税込) |
月額費用 | 1,452円 (税込) |
サーバータイプ | クラウド型 |
サーバーソフト | LiteSpeed |
ディスク種類 | SSD |
ディスク容量 | 300GB |
通信プロトコル | HTTP/3 |
転送量の上限 | 6.0TB/月 |
バックアップ | 無料/自動 |
サポート体制 | 電話・メール・チャット |
カラフルボックスは、2018年に登場し、急速な発展を続けているレンタルサーバーです。
サーバースペックや料金プランはmixhostを強く意識した内容となっていて、同じくLiteSpeedやHTTP/3など最新の技術を取り入れています。
mixhostとの最大の違いとしては、電話やチャットによるサポートが受けられることになります。
カラフルボックスの評判・口コミ
良い評判
- LiteSpeed&HTTP/3で高速
- 地域分散バックアップが可能
- アダルト・出会い系がOK
悪い評判
- 運営歴が浅く情報が少ない
- 土日祝のサポートがない
久々にレンタルサーバー10社くらい触ってみたけど、カラフルボックスが一番良い感じでしたね。安定感は長期運用してみないとわかりませんが
引用元: みさか@福島県郡山市@toricoco
この間起こった不正ログイン被害復旧の対応で思ったけれど、エックスサーバーの7日間自動バックアップはちょっと期間として短い…
カラフルボックスは14日間でリージョン選択もできるから、不測の事態の対応ならこちらが良さそうかな。
コスト以外もちゃんと考えて選定したいです
引用元: i-nob@Web制作で生きている人@inobapen

確かに高スペック・高機能だが、似たサービスのmixhostを差し置いてカラフルボックスを選ぶ理由は見当たらない。
差別要素となる地域分散バックアップや電話サポートを魅力に感じる場合は、選んでOKだ!
6. さくらのレンタルサーバ

おすすめ度 | (2.0) |
運営会社 | さくらインターネット(株) |
運営実績 | 1996年〜 |
初期費用 | 1,048円 (税込) |
月額費用 | 524円 (税込) |
サーバータイプ | リソース共有型 |
サーバーソフト | Apache + nginx |
ディスク種類 | HDD |
ディスク容量 | 100GB |
通信プロトコル | HTTP/2 |
転送量の上限 | 160GB/日 |
バックアップ | 無料/設定必要 |
サポート体制 | 電話・メール |
さくらのレンタルサーバは、とにかく圧倒的な安さに定評がある老舗のレンタルサーバーです。
他社のWordPress対応サーバーが月額:1,000円以上の価格帯で勝負する中で、さくらの月額:524円(税込)というプランは突出して安いです。
ただし、ディスク種類は高速なSSDが主流な時代において未だに低速なHDDを採用しているなど、性能が控えめなことは理解しておきましょう。
さくらのレンタルサーバの評判・口コミ
良い評判
- 月額費用が安い(524円)
悪い評判
- 料金プランの変更が不可
- ディスク種類がHDDで遅い
安いからって理由でさくらサーバー使ってるんですけど色々問題あってエラー出まくる… エックスの有能ぶりを再確認 さくらサーバーはおすすめ出来ませんわ…
引用元: 20代女子さやかwebマーケター@kasoutsukablog
さくらサーバーは新しくなって確かに速くなったし料金も安くて良かったんだけど、WordPress置いて使うのは管理画面が重めなんだよなー…
引用元: 山田にーち@neachi

この記事で比較しているサーバーの中では処理速度がダントツで遅く、快適さを求める方にはおすすめできない。
一方で、とにかく安いのは事実なのでサーバー費用を少しでも抑えたい人は活用してみよう!
レンタルサーバー選びに役立つ用語集

この章では、WordPressのサーバー選びで出てくる専門用語をわかりやすく解説していきます。
記事の途中でわからない用語があった時には、確認しながらサーバー選びを進めてみてください。
レンタルサーバー

レンタルサーバーとは、WordPressを動かすためのインターネット上のコンピューターです。
以下の要件を満たすレンタルサーバーと契約することで、WordPressをインストールしてウェブサイトやブログを開設することができます。
WordPress を実行するには、以下のホスティング環境を推奨します。
・PHP バージョン 7.4 以上。
引用元: WordPress.org-要件
・MySQL バージョン 5.6 以上、または MariaDB バージョン 10.1 以上。
・HTTPS 対応
この記事で紹介しているレンタルサーバーは、全て上記要件を満たしているサービスです。
リソース共有型レンタルサーバー

リソース共有型レンタルサーバーとは、複数ユーザーでリソースを共有するサーバーです。
処理能力が高いサーバーのCPU・メモリを直接使えるため、大量の同時アクセスに強く、複数サイト運営でも速度が落ちにくいことが強みです。
一方、サーバー内の全ユーザーでリソースを共有するので、同サーバーに高負荷をかけているユーザーがいると他のユーザーも影響を受けます。
クラウド型レンタルサーバー

クラウド型レンタルサーバーとは、ユーザーごとにリソースが独立しているサーバーです。
各ユーザーごとに仮想CPU・仮想メモリが割り当てられるため、独立性が保たれていて他のユーザーの影響を受けないことが強みとなります。
一方で、下位プランでは割り当てられる仮想CPU・仮想メモリが貧弱なので、大量の同時アクセスや複数サイト運営で処理が重くなります。
独自ドメイン

独自ドメインとは、WordPressがインターネット上のどこにあるか判別するための名前です。
独自ドメインとは、世界に1つしかないオリジナルのドメインのことです。法人・個人に関わらず、自分で好きな文字列を指定して取得することができます。
一度取得したら更新し続ける限り、自分専用のドメインとして会社のホームページやメールアドレス、個人のブログサイトなどに利用することができます。
引用元: お名前.com-独自ドメインとは?
レンタルサーバーと独自ドメインの情報を適切に結びつけることにより、WordPressをインターネット上に公開することができます。
多くのレンタルサーバーでは、契約時に独自ドメインも併せて取得可能となっています。
Whois
Whoisとは、独自ドメイン登録者の連絡先などの情報を確認するためのサービスです。
Whoisとは、IPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービスです。
引用元: JPRS-Whoisとは
独自ドメインの取得時には、正しいWhois情報を提供することがICANNというドメインの登録管理組織により義務付けられています。
登録した個人情報は、ドメイン管理サービスでWhois情報公開代行オプションを選択することで、氏名・住所・電話番号を非公開にできます。
ディスク容量
ディスク容量とは、サーバー内の自分の領域に保存できるファイルサイズの上限のことです。
100GBのディスク容量のプランであれば、画像・動画などの記事に添付するアップロードデータを100GBまで保存しておくことができます。
ブログ記事を中心とする一般的なWordPressの運用であれば、100GBもあれば十分です。
HDD
HDDとは、ハードディスクドライブの略で、磁気ディスクを用いた記憶装置です。
読み込み速度が遅い代わりに価格が安いことが特徴で、主に格安サーバーで採用されています。
HDDは容量,性能,信頼性のバランスがとれたストレージ装置として幅広く使用されているが,メカニカルな構造から,データアクセス性能の高速化には限界がある。
引用元: 東芝-HDD, ODD, 及び SSD の技術動向
SSD
SSDとは、ソリッドステートドライブの略で、フラッシュメモリを用いた記憶装置です。
価格が高い代わりに読み込み速度が速いことが特徴で、主に高速サーバーで採用されています。
一方,SSDはHDDより2桁高速なアクセス性能を実現しているが,容量当たりの単価ではHDDが依然として優位にある。
引用元: 東芝-HDD, ODD, 及び SSD の技術動向
サーバーソフト

サーバーソフトとは、コンピューター上で動作してサーバー機能を提供するソフトウェアです。
HTTPプロトコルを用いて通信し、Webブラウザからのリクエストに応じてテキストや画像ファイルなどを送信する機能を持っています。
Apache
Apache(アパッチ)とは、世界シェア約50%と最も利用されているサーバーソフトのことです。
誰でも無償で使えるオープンソースソフトウェア(OSS)として公開されていて、バージョンアップを重ねながら高い信頼性を実現しています。
CPUリソースを消費する動的コンテンツの処理速度は、後述するnginxより速いとされています。
nginx
nginx(エンジンエックス)とは、後発ながらも急速にシェアを伸ばしているサーバーソフトです。
Apacheと比べて、大量の同時アクセスに強いことが特徴で、高速サーバーで採用されています。
.htaccessが使えない、PHPを実行できないというnginxの弱点を補うために、Apacheとnginxは組み合わせて使われることが多いです。
LiteSpeed
LiteSpeed(ライトスピード)とは、Apacheとの互換性を持つ最新のサーバーソフトのことです。
Apacheやnginxより高速であることが売りで、WordPressのパフォーマンスではnginxの10倍のリクエストを処理できるとされています。
WordPress向けの高速化プラグイン:LiteSpeed Cacheが用意されていて、高速化が簡単です。
通信プロトコル
通信プロトコルとは、サーバーとクライアントとの間で通信するためのルールのようなものです。
Webブラウザを使ってサーバーにアクセスする場合、HTTP: Hypertext Transfer Protocolという通信プロトコルが利用されています。
HTTP(Hypertext Transfer Protocol):
引用元: 情報の科学と技術-セマンティックWeb:コンピュータが理解できるメタデータ
Webブラウザというエージェントがリクエストを送り,それに対しWebサーバ上のエージェントがレスポンスとしてHTML文書を転送するためのプロトコル。
HTTP/2
HTTP/2とは、サーバーへの複数のリクエストに対する同時送信に対応した通信プロトコルです。
HTTP/1.1はリクエストを1つずつ直列にしか処理できなかったのですが、HTTP/2では同時処理により通信を効率化し高速化を実現しました。

HTTP/3
HTTP/3とは、UDPとQUICの利用により柔軟な処理ができるようになった通信プロトコルです。
HTTP/2よりも接続開始時の遅延やパケットロス時の速度低下を抑えられるため、Webサイトの表示速度をより高速化できると見込まれています。
データ転送量
データ転送量とは、レンタルサーバーからユーザーに送られるデータの合計サイズのことです。
転送量の上限は、スマホのデータ通信量のパケット制限・ギガ制限と考えると理解しやすいです。
例えば、WordPressの1ページあたりのサイズが5MBとすると、1日に100GBの転送量があれば2万PVまで耐えられるということになります。
データベース
データベースとは、WordPressの設定や記事に関する情報を保存しておくためのシステムです。
基本的には、レンタルサーバーにWordPressを1つインストールするごとにデータベースが1つ必要になると理解しておいてください。
WordPressが推奨しているデータベースは、MySQL5.6以上かMariaDB10.1以上です。
MySQL
MySQLとは、世界で最も普及しているオープンソースのデータベース管理システムのことです。
多くのレンタルサーバーでは、phpMyAdminというツールを使用してブラウザ上から簡単にMySQLを操作できるようになっています。
MariaDB
MariaDBとは、MySQL5.5をベースとして開発されたデータベース管理システムです。
MySQLとの完全な互換性を保ちながら、MySQLよりもパフォーマンスが向上しているということで、主に新世代サーバーで採用されています。
バックアップ
バックアップとは、サーバーの故障や操作ミスに備えて、データを別の場所に保存することです。
多くのレンタルサーバーでは、サーバーデータを毎日自動で保存して一定期間データを保持しておくバックアップ機能を備えています。
各レンタルサーバーごとに、バックアップの保存期間や保存場所などの条件が異なります。
WordPress簡単インストール
WordPress簡単インストールとは、サーバー知識がなくてもWordPressを構築できる機能です。
管理画面で、ブログ名・ユーザー名・パスワードを入力してボタンをクリックするだけで、すぐにWordPressを使える状態が完成します。
この記事で紹介中のレンタルサーバーは、全てWordPress簡単インストールに対応しています。
まとめ
今回は、WordPress対応サーバーについて、人気のおすすめ6社を徹底比較して解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- WordPressのサーバー選びでは、処理速度や月額費用を知っておきましょう
- 6社の人気サーバーの料金やスペック等の条件を比較しながら解説しました
- サーバーのおすすめとして、ConoHaやエックスサーバー等を紹介しました
ConoHa WINGは、処理速度を重視する方におすすめ!また、使いやすさにも定評があります。WINGパックでは独自ドメインが無料でもらえます。
エックスサーバーは、安定性を重視する方におすすめ!国内のサーバーの中でのシェアは14%超で堂々のNo.1です。10日間の無料お試し期間があります。
ロリポップは、コスパを重視する方におすすめ!サーバースペックが改善されて処理速度も大幅に向上しています。10日間の無料お試し期間があります。
同じカテゴリーの記事
- サーバーの申し込み方法
- サーバーの評判・口コミ
- レンタルサーバー比較情報
- レンタルサーバー基礎知識
以上、「WordPress対応サーバーのおすすめランキング」でした。
この記事の参考情報
- レンタルサーバー公式サイト
ConoHa WING、エックスサーバー、mixhost、ロリポップ!、カラフルボックス、さくらのレンタルサーバ - WordPress.org
インストールの前に、要件、レンタルサーバーへのWordPressのインストール - 団体
日本データセンター協会、日本インターネットプロバイダー協会