All in One SEO Packは、SEOの内部対策に関連する設定ができるプラグインです。
SEOの内部対策は、ウェブサイトの運営者が自分でコントロール可能な要素であり、最初にやるべきSEO対策となります。
検索エンジンでの上位表示に効くAll in One SEO Packの設定方法や使い方とは?
本記事は、ブログブートキャンプのブログの始め方-WordPressのプラグインに関する内容となります。

ブログのSEO対策って何もしてないけど、どうしたらいいの?

All in One SEO Packで、メタタグやサイトマップを設定するのが基本だ。やり方を確認していこう!
All in One SEO Packとは
All in One SEO Packは、SEOの内部対策に関連する設定をできるプラグインです。
適切な内部対策を行うことにより、検索エンジンがコンテンツを正しく理解することができ、結果として検索順位が上がりやすくなります。
例えば、All in One SEO Packでは次のような内部対策を簡単に実施することができます。
- タイトルタグ
- メタディスクリプション
- メタキーワード
- 構造化データ
- canonicalタグ
- XMLサイトマップ
- robots.txt

初めて聞いたSEO対策もあるけど、色々できるんだね!

かなり強力なプラグインだ!内部SEOに関しては、これ1つで広範囲をカバーできるぞ。
All in One SEO Packの設定方法

All in one SEO Packで最初にしておくべき設定をSEO初心者向けに紹介していきます。
SEOと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、この記事で紹介している通りに設定していけばOKなので、作業を進めてみてください。

WordPressの管理画面で「All in One SEO」をクリックすると、設定項目が表示されます。

今回は、初期設定から変更が必要な項目のみを解説するぞ!
一般設定
一般設定では、WordPressのトップページや記事ページが出力するタグに関する設定を行います。
検索エンジンにコンテンツの内容を正しく伝えたり、GoogleやBingの解析ツールと連携するための設定となります。
ホームページ設定

ホームページ設定では、次のようにブログのトップページのタイトルや説明文を入力します。
- ホームタイトル: ブログ名を入力
- ホームのディスクリプション: ブログの説明文を入力
設定したホームタイトルとホームディスクリプションは、Googleなどの検索結果に表示されるため、SEOの観点からも重要な設定項目です。

ウェブマスター認証

ウェブマスター認証では、GoogleとBingのツールの認証キーを入力しておきましょう。
- Google Search Console: 認証キーを入力
- Bing Webmaster Tools: 認証キーを入力
上記の設定によりGoogleとBingのウェブマスターツールを利用でき、クローラーの巡回依頼などSEOで重要な操作が行えるようになります。
それぞれの認証キーは、ウェブマスターツールの管理画面にブログを登録すると取得可能です。
Google Search Console

https://search.google.com/search-console/
Bing Webmaster Tools

https://www.bing.com/webmasters
Googleアナリティクス

Googleアナリティクスの項目は、アクセス解析ツールの認証キーを入力してください。
- GoogleアナリティクスID: 認証キーを入力
- 高度な分析オプション: 有効にチェック
- トラッキングからユーザーを除外する: Administratorにチェック
上記の設定を行うと、Googleアナリティクスを使って、アクセス数やユーザー属性などのSEOに重要な情報を分析することができます。
認証キーは、Googleアナリティクスの管理画面から取得しておきましょう。

https://analytics.google.com/analytics/web/
Scema Settings

Schema.orgとは、構造化データとして検索エンジンに情報を伝えるための規格です。
以下のように構造化データをマークアップすると、WordPressの運営者の情報が検索エンジンに伝わり、EATを高めることができます。
- Schema.org マークアップを使用: 有効にチェック
- サイトリンクの検索ボックスを表示する: チェック
- ソーシャルプロフィールのリンク: SNSのURLを1行ずつ入力
- 個人または組織: 人にチェック
- 担当者の名前: 手動で入力を選択
- ユーザー名: 運営者名を入力
- ユーザーの画像: プロフィール画像を設定
Noindex設定

Noindexとは、検索エンジンにページをインデックスしないよう指示するメタタグです。
適切にNoindexを設定することで、コンテンツとしての価値がないページが取り除かれ、ブログ全体としてのSEO評価を高めることができます。
- カテゴリーに noindex を使用する: チェックを外す
- 日付別アーカイブに noindex を使用する: チェックを入れる
- 投稿者アーカイブに noindex を使う: チェックを入れる
- タグアーカイブに noindex を使用する: チェックを入れる
- 検索ページに noindex を使用する: チェックを入れる
- 404ページに noindex を使用する: チェックを入れる
- ページ/投稿のページ送りに noindex を使用する: チェックを入れる

カテゴリーだけnoindexにしないのは、何か意味があるの?

カテゴリーに所属する全ページから内部リンクが貼られて、SEO上重要なページとして認識されやすいんだ。
詳細設定

詳細設定では、メタディスクリプションの自動生成を有効にしておきます。
記事のディスクリプションをわざわざ設定しなくても、プラグイン側で自動生成してメタタグに追記するというかなり便利な機能です。
- ディスクリプションを自動生成する: チェックを入れる

メタディスクリプションって何?

ページコンテンツの概要を示す説明文のことだ。内部SEOでも基本となる対策の1つだな。
キーワード設定

キーワード設定では、メタキーワードの使用を有効にしておきましょう。
- キーワードを使用する: チェックを入れる
- メタキーワードとしてタグを使う: チェックを外す
- 動的に投稿ページ/アーカイブのためのキーワードを生成する: チェックを外す

メタキーワードって意味ないって聞いたけど?

検索アルゴリズムが評価する指標の重み付けは常に変動しているんだ。今後、重視される可能性もあるから必ず設定しよう。
全ての設定が完了したら、下にある「設定を更新」をクリックして変更を反映しておきましょう。
XMLサイトマップ
XMLサイトマップでは、検索エンジンのクローラー向けのサイトマップに関する設定を行います。
サイトマップを出力しておくことで、検索エンジンのクローラーは全てのページを抜け漏れなくクローリング・インデックスしてくれます。

XMLサイトマップ

XMLサイトマップを自動的に生成して出力するために、以下の通り設定をしてください。
- サイトマップインデックスを有効化: チェックを入れる
- 投稿タイプ: 投稿と固定ページにチェック
- タクソノミー: カテゴリーのみにチェック
- 画像を除外: チェックを入れる
- サイトマップを動的に生成: チェックを入れる
XMLサイトマップは、Googleサーチコンソールに登録することで効果を発揮します。

サイトマップの項目にsitemap.xmlと入力し、「送信」をクリックしてください。
Additional Sitemaps

Additional Sitemapでは、XMLサイトマップと組み合わせると効果的なRSSサイトマップの出力設定をしておきます。
- RSS サイトマップを作成: チェックを入れる
- Google News Sitemap Post Types: 投稿にチェック
RSSサイトマップも同様に、Googleサーチコンソールに登録することで効果を発揮します。

サイトマップの項目にsitemap.rssと入力し、「送信」をクリックしてください。
ソーシャルメディア
ソーシャルメディアでは、SNSで記事がシェアされた際のタイトルやサムネイルの設定をします。

WordPressの管理画面から「All in One SEO→機能管理」と進んでいき、ソーシャルメディアの項目で「Activate」をクリックしてください。
ホームページ設定

ホームページ設定では、トップページがシェアされた時の設定を次の通り入力してください。
- AIOSEO の Title と Description を使用する: チェックを入れる
- サイト名: ブログのタイトルを入力
- ホーム画像: トップページのサムネイルとする画像をアップロード
画像設定

画像設定では、記事がシェアされた時にアイキャッチ画像がサムネイルとなるように設定します。
- OG:Image ソースを選択: アイキャッチ画像を選択
- デフォルトの OG:Image: アイキャッチ画像がない時にサムネイルとしたい画像をアップロード
Facebook設定

Facebookでの記事シェアに関する設定を行います。
Facebookで取得したApp IDが必要になるので、自分のアカウントを公表したくない場合などは、この設定はスキップしても構いません。
- Facebook App ID: Facebook for Developersで取得したIDを入力
- Facebook Publisher の記事を表示: ブログのFacebookページがあれば入力
- 記事に Facebook の著者を表示: チェックを入れる
App IDは、Facebook for Developersというサービスで取得することができます。

https://developers.facebook.com
Twitter設定

Twitterでの記事シェアに関する設定を行います。
- デフォルトTwitterカード: 要約の大きい画像を選択
- Twitterサイト: TwitterのユーザIDを入力
- Twitter投稿者を表示: チェックを入れる
- Twitterドメイン: ブログのドメインを入力
例えばTwitterでは、以下のようにサムネイル画像やタイトル・説明が表示されるようになります。

以上の設定が完了したら、下にある「設定を更新」をクリックして変更を反映してください。
All in One SEO Packの使い方

プラグインのインストールと設定が完了すると、記事や固定ページの投稿画面の下部に、 All in One SEO Packという項目が追加されます。

基本的に設定が必要な項目は、次の3つです。
- タイトル
- 説明
- キーワード
この記事で紹介した通り設定が完了していれば、タイトルと説明は自動で入力されるので、記事で狙うキーワードだけ手動で入力してください。
SEOの内部対策に関する設定は、地道な作業で面倒と感じるかもしれませんが、小さな積み重ねがアクセスを集める上で重要になります。
まとめ
今回は、WordPressプラグインのAll in One SEO Packについて、設定方法や使い方を解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- All in One SEO Packは、SEO内部対策に関連する設定ができるプラグインです
- 設定方法として、メタタグやサイトマップを出力する設定例を紹介しました
- 基本の使い方として、投稿画面でのタイトルや説明文の入力方法を解説しました
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以上、「All in One SEO Packの設定方法・使い方まとめ」でした。
この記事の参考情報
- WordPressプラグイン公式サイト
AIOSEO - WordPress.org
プラグインの使用、WordPress.org-プラグイン